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アラモゴードの『E.T.』伝説、ついに完全決着! [レビュー]



Xbox公式による、アラモゴード発掘の模様を紹介したムービー



(前回の記事)
アラモゴードの『E.T.』発掘ニュースについて


4月26日に行われた、米国ニューメキシコ州アラモゴードの処分場の発掘作業ですが、その後の報告で、「E.T.埋蔵伝説の真相」とでも呼ぶべき決定的な証言が浮かび上がってきました。

元Atariの社員で「E.T.」を含むゲームカートリッジを埋めた責任者James Heller氏が当時の状況を説明 (doope!)
Diggers find Atari's E.T. games in landfill  (USA TODAY)

本件のキーパーソンとなるのは、アイダホ州ナンパ市在住の Jim Heller氏。
doope!の記事でも触れられている通り、このHeller氏は元アタリ社の社員であり、1983年にテキサス州のエルパソ工場よりアラモゴード処分場へと運びだされたビデオゲーム製品の埋め立て作業の責任者を務めました。(実は発掘当日にあたる4月26日の時点で、AP通信の配信記事でも紹介されていたのですが、不覚にも見逃していました)

さて、Heller氏の証言において最も注目すべきは、埋め立てられたゲームソフトは約75万本であったと明言されている点です。
処分場に埋め立てられたのは数百万本にもおよぶ大量の『E.T.』であった ―― この「数百万本」という尋常ならざる数字こそが、アラモゴード伝説を広く知らしめていた最大の理由と言えます。しかし、よく考えると極めてバカバカしい話ではありますが、「数百万本の『E.T.』」が埋められたことを示唆する直接的な証拠は、いまだかつてありませんでした。
そして、僕が知る限り、アラモゴードに埋め立てられたゲームソフトに関して具体的な数字が示されたのは、このHeller氏の証言が初めてなのです。

ありがたいことに、この件に関して『Atari Inc.』著者のMarty Goldberg氏が、発掘現場にてHeller氏に接触し、AtariAgeのフォーラムで詳細を報告されています。
以下、繰り返しになる部分もありますが要約。

■ Jim Hellerは、当時アラモゴードへの製品廃棄の責任者を務めた人物。
■アラモゴードに廃棄されたゲームソフトのより正確な数は728,000本。これは、 Jim Hellerが当時の書類を提示したことによって確定している。
■『E.T.』は、あくまで廃棄ソフトの一部にすぎない(実際、今回の発掘で確認されたゲームは30タイトルにも及ぶ)。また、他にもゲーム機本体、コンピュータ周辺機器、製品部品が廃棄された。
■廃棄されたゲームソフトは、巷間で伝えられているような「新品の不良在庫」ではなく、すべて小売店から返品されたものであった
■当時のアタリ社は、小売店より返品された商品を「不具合品」と見なして、エルパソ工場へと送っていた。なぜなら、同工場はサービスセンター本部の役割を担っていたからだ。
■返品されたゲームソフトの多くは、小売店側で行ったシュリンク包装や、値札が貼り付けられたままであった。このような状態の商品は通常、リサイクル作業を経て再出荷されることはなかったのである。


…いかがでしょう?実に30年の時を経て語り継がれてきたE.T.埋葬伝説は、ここに至ってようやく真相が明らかにされたと断言してもよいのではないでしょうか?

個人的に今回の発掘プロジェクトは、実際に『E.T.』を掘り起こしたことよりも、Jim Heller氏の証言が引き出されたことの方がはるかに大金星だと思えてなりません。
AP通信によればHeller氏は、昨年6月にアラモゴードを発掘するプロジェクトが進行中であるとのニュースを目にするまで、本件が物議を醸していることを知らなかったそうです。(今まで真相を明らかにしなかった理由について、Heller氏曰く、「誰にも尋ねられたことがなかったから」)

…ところで、ちょっと疑問なのですけど、今回のプロジェクトのスタッフは、Jim Heller氏の証言を予め承知の上で、発掘を行ったのでしょうか?もしもそうであったのなら、真相を知りつつもイベントを上手く盛り上げたんだなあと、感心してしまいます(笑)


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アタリVCS『E.T.』の埋葬は無かったんだ論
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