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ファミコン同時発売タイトルを振り返る [レトロゲーム]

本日09年7月15日で、任天堂のファミリーコンピュータは発売26周年を迎えました。
あれから四半世紀以上もの時が流れたのかあ。う~ん、そう考えると「思えば遠くへ来たものだ」って心境になりますね(笑)

というわけで今回のエントリーでは、ファミコンと同時に発売されたゲームに焦点を当ててみました。
後に数々の伝説を打ち立てるファミコンはどのようにして始まったのか?ひいてはFCのローンチタイトルを振り返ることによって、"80年代のゲームシーン"の一端をお伝えすることができればと思います。
それでは、back to 1983!



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『ドンキーコング』
発売日:1983年7月15日
価格:3800円(当時)
容量:24KB

元々は81年に業務用ゲームとしてリリースされたもの。かの宮本茂氏が、ゲームデザイナーとして初めて携わった作品。"マリオのデビュー作"としてもあまりに有名ですね。
オープニング、ステージ間デモや50m(通称ベルトコンベアー面)が削除されてしまいましたが、ゲームの核となる面白さはバッチリ再現されています。
"敵を避け、ハシゴを登り、鉄骨をジャンプで渡る"というフィーチャーは、後のジャンプアスレチックゲームの原点として多くの作品に受け継がれました。
現在ではWiiのバーチャルコンソールで配信されています。未プレイの方はこれを機会に是非とも!


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『ドンキーコング JR.』
発売日:1983年7月15日
価格:3800円(当時)
容量:24KB

元は82年にリリースされた業務用ゲーム。
やはり一部デモは削除されているものの、アーケード版と同様の4ステージが見事に移植されています。
未プレイの方にはちょっと説明が難しいのですけど、主人公のジュニアがツタを登り降りする際のルールが面白いんですよね。素早く登りたいときはニ本のツタを両手でつかむ必要があり、逆に素早く降りるときには一本のツタで滑り落ちる、って感じで。
余談ですが、マリオが悪役として登場する珍しい作品です。


popeye01.jpg

『ポパイ』
発売日:1983年7月15日
価格:3800円(当時)
容量:24KB

こちらも82年にリリースされた業務用ゲームを移植したもの。
30歳代以上の方には説明不要かとは思いますが、元ネタはアメリカの有名なカートゥーン作品。そういう意味では"キャラゲーの先駆者"と言えなくもないですね。
ゲーム内容としては、主人公のポパイを操って恋人のオリーブが落とすハートや音符を集めていく固定画面ACT。パワーアップアイテムのホウレン草は1ステージに一度しか使えず、基本的に敵から逃げ回らなければならないゲーム性はやや難。ただし、ジャンプ台やブルータスを拘束する樽など、細かいギミックがアクセントになっています。
版権の都合上バーチャルコンソールでの再販は難しいと思われますので、実際にプレイ経験がある人は今となっては貴重かも?


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『ポパイ』と言えば忘れられないテクニックなのが、この"ブルータス二度殴り"(筆者勝手に命名)。
ホウレン草を取りブルータスを攻撃した後、画面右下で待機。無敵時間が切れると同時にタイミングよくパンチを出すと、もう一度ブルータスをぶちのめす事ができるというお得技です。思えばこれが、ファミコンで初めて出会った"裏技"だったかもしれません。



後にスーパーマリオ、ドラクエ、FFなどと優れたオリジナルタイトルを多数輩出することになるファミコンですが、発売初期の重要なセールスポイントの一つであったのが、「業務用ゲームが家庭で遊べる!」という点でした。
しかし今となっては意外に思えるかもしれませんが、当時の流通サイドからは反発の声が少なからず挙がったそうです。

『ドンキーコング』、『ポパイ』のソフトを発売した時、問屋のおやじさんたちはこぞって反対したという。
「ゲームセンターにもある。ゲーム&ウォッチにも入っている。何でそんなものをまた出さなならんのや(中略)」とねじこんできた。ゲームセンターに行けばすぐに出来るものを、わざわざ家に持ち込む子供はいない。ゲームセンターはいつだって満員ではないか。問屋のおやじさんたちは一様にそう考えたのだ。
「任天堂の秘密」 上之郷利昭 現代出版(86年)


問屋のおやじさんたちの意見は全くの杞憂であったと言えます。
実際には子供はおろか大人までもが、ファミコンがいかに魅力的な商品であるか気付くのにはそれほど時間はかかりませんでした。
さらに85年2月に施行された新風営法が追い討ちをかけます。「16歳未満の者は18時以降立ち入り禁止」―――現在でも続くこの法律は、それまでゲームセンターへ足を運んでいた子供たちを確実に敬遠させるものとなります。

奇しくも84年9月には、アーケードゲーム会社の雄ナムコがFCに参入。同年11月に大ヒットSTG『ゼビウス』を移植・発売しています。
日本に"家庭用ゲームの時代"が、確実に訪れようとしていました。


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タグ:ゲーム
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コメント 8

M_t

ファミコンのドンキーコングは、アーケードに比べて色々と省いた部分が多いのに、アーケードの雰囲気にかなり近づけている良作ですよね。
ちなみに、ヨーロッパ方面のMSX版ドンキーコングはテープ版なのですが、オープニング、ステージ間デモが入っています。
しかし、ゲームとしては「なんじゃこりゃ」なデキだったりします。(笑)

by M_t (2009-07-16 21:54) 

loderun

あれ、コメント変えられましたか?
よく考えたら、日本では任天堂ハード以外でドンキーコングって発売されてないんですよね。

アメリカでは、やはり家庭用機初移植となったコレコ版の印象が強いみたいです。逆にNESは、本格的にブレイクしたのが86~87年と時期がずれてます。スーパーマリオやゼルダといった作品に比べると、初期タイトルはあまり評価されていないように見受けられます。

そのあたりは、ファミコン版のスペースインベーダーやギャラクシアンが、(不人気とは言いませんが)話題にのぼる機会が少ないのと似ているかもしれません。
by loderun (2009-07-17 18:28) 

M_t

はい。コメント変えました。
すでに読んでおられたんですね・・・みっともなくて、恥ずかしい(苦笑)

思いつきで書いたのはいいけど、おっしゃるとおり1982年に登場したコレコビジョンのドンキーコングの印象は相当強いものだと思いました。
だから、そんなわけで消したんです。

最近、昔よく遊んだMSXのコレコビジョン移植作品(ポニカのアクティビジョン作品)が、あまり手を加えられてなくて、コレコビジョンのアクティビジョン作品と変わらないということに気づき、ふと、いろんな妄想がよぎりました。

もしも、MSXのローンチタイトルとしてコレコのドンキーコングが出ていたら?
ってな感じで。(実際、そんなことは起こり得ないですが)
MSXもファミコンも同じ1983年に世に出たわけですから、コレコ版ドンキーコング対ファミコン ドンキーコングのほぼ代理戦争となったと想定されます。
結果は、おそらくファミコンの圧勝に終わり、ゲーム機としての性能の高さを際立たせるでしょう。
敗れたMSXは、ゲーム機(建て前ホームコンピューターですが)としては、瀕死のダメージを追ってたかもしれません。
日本では皆が当たり前に感じられるファミコン版ドンキーコングのプレイ感も、ファミコンでしか売ってなかったからそう思えるのであって、もしも、MSXでドンキーコングが出ていたなら、相当、評価が高かったんではないかなぁと思った次第です。
だめだ、妄想がとまらない・・・
(長文 失礼しました。)
by M_t (2009-07-17 20:28) 

loderun

いや、そういう妄想は僕もよく考えます(笑)
実際のところ、当時の任天堂が自社作品のライセンス供与にどのような方針を取っていたのかが鍵ですよね。
例えばご存知の通り、ハドソンは8-bitPC向けにマリオブラザーズを発売しています。

日本でFC以外にドンキーコングが発売されなかった理由は、任天堂が完全に国内メーカーへのライセンス供与を拒んでいたからなのか、あるいはライセンス料が高額であり折り合いがつくメーカーが存在しなかったからなのか、気になるところです。
by loderun (2009-07-17 21:04) 

zentaroh

NESはロンチにスーパーマリオブラザーズと言う最強の布陣でしたね
86~87年ごろと言えばゼルダやメトロイドの頃ですね
今の北米におけるゼルダ&メトロイド人気はこの頃のブームが影響しているのでしょう。
by zentaroh (2009-07-18 18:44) 

loderun

ロンチというか、スーパーマリオってNES本体に同梱されてますね。
「成長要素のあるACT」と言うジャンルも、日本ではドルアーガやハイドライドといった前例がありましたが、おそらくアメリカの子供が初めて出会ったのがゼルダやメトロイドだったためにインパクトが大きかったんだと思います。
…でも、パルテナの鏡はむこうでも不人気なんですね(笑)
by loderun (2009-07-19 20:45) 

小学生時代にやりましたよ♪

昔の思い出がよみがえる名作ばかりですよ~
このような記事は楽しいですね~
どのソフトもたしかに単純ですが面白かったですね~
今のゲームの進化の具合はすごいものがありますよね。
時代の進化はすごいですよ~
by 小学生時代にやりましたよ♪ (2009-11-24 20:05) 

ファッション系

たいていのファミコンのゲームはやりましたね。
兄貴も一緒にやっていました。
自分は数十年間ゲーム関係はやってないですね~
兄貴の方はまだまだやっていますよ~
サクラ大戦系がはまっていますよ!
by ファッション系 (2009-11-28 18:59) 

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