So-net無料ブログ作成

『チーターマン』を生んだアクティブ・エンタープライゼス社の経歴が面白すぎる [レトロゲーム]

*Googleのイメージ検索で来られた方は、こちらをどうぞ (Cheetahmen Cornerより転載)


伝説のクソゲー チーターマン2 (from YouTube)
伝説のゲーム「チーターマン」 (from なつみかん。)
伝説のクソゲー『チーターマン2』が15年ぶりに復活!ニコニコでブーム (from livedoorトレビアンニュース)


●アクティブ・エンタープライゼスは、かつてアメリカに存在したゲーム会社。
1989年に、Vince PerriとRaul Gomila(読みに自信がないので英語表記)の二人が設立。

●アクティブ社の登記上の本店所在地は、英国連邦バハマの首都ナッソー。
ただし、実際の事業所はフロリダ州オーランドに置かれた。明らかに税金対策である。

●アクティブ社が公式にリリースした唯一のタイトルが『Action 52』。
91年にNES(海外版ファミコン)で発売された。実は、任天堂の許諾を受けていない非ライセンス製品

●『Action 52』はその名の通り、52本ものゲームを収録していた。発売当初の価格はなんと、199ドル!
当然のことながら、この高値が原因で一般消費者には見向きもされなかった。
小売店での不評を知ったアクティブ社は、『Action 52』を貸し出し業務用のゲームとしてレンタルストアへ売り込むことにした。

●そんな『Action 52』だが、正確な販売本数は明らかではない。実は93年には、79.99ドルにまで販売価格が下げられている。
ただし、中古市場でのレア度から察するにほとんど売れなかったと思われる。

●『Action 52』の発売に伴い、アクティブ社は総額10万4千ドルを優勝者に贈るコンテストを開催。
本作に収録されている『Ooze』という名のゲームで、ステージ5のクリア画面の写真を送付することが条件だった。
しかし問題なのは、この『Ooze』が途中のステージで必ずクリア不能状態に陥ることである。

●93年、NES版に続いてアクティブ社は、『Action 52』をSega Genesis(海外版メガドライブ)でも発売。
もっともGenesis版の製作は、外部のデベロッパーであるファーサイト・テクノロジーズ社に依頼された。
どうやら、アクティブ社にはファミコンのソフトをメガドライブに移植するだけの技術力がなかったらしい。

●ちなみにGenesis版『Action 52』も、セガのライセンスを受けていない

●さらに94年のCES(家電見本市)において、アクティブ社は新たな携帯ゲーム機・「Action Game Master」を構想中であると発表。


3.2インチLCD液晶を搭載、外部アダプタを介してNES、SNES(海外版スーファミ)、Genesisと互換性を持ち、CD-ROMドライブとも接続可能、さらに軽量性を実現する ― と説明された。
どう考えても任天堂やセガの了承を得ていない上に、非現実的な製品仕様である。

●結局、アクティブ社がリリースを予告したSNES版『Action 52』やチーターマンのフィギュア、Action Game Masterが姿を現すことはなかった。
このまま時代の波間に消えてしまうかと思われたアクティブ社。しかし、97年になって倉庫に残っていたNES版『チーターマン2』がコレクター市場に流出。さらに07年に、そのプレイ動画が海を越えた日本でブレイクすることになる…。


以上、現在動画共有サイトで人気沸騰中の『チーターマン』を生んだ、アクティブ・エンタープライゼス社について個人的にまとめてみました。

うん、僕がアクティブ社について調べてみようと思った理由は、『Action 52』が気になったからなんです。
例えば、中華圏ではコピーゲームを大量に収めたマルチカートなんて普通に存在します。しかし、アメリカでNES向けに「52本ものオリジナル作品が入ったゲーム」が売られていたとは知りませんでした。
結局、レンタルストアを中心に出回っていたことが判明して、大いに納得しています。

…でも、無茶するよなぁ。任天堂に無許可かよ(笑)




(参考リンク)
Cheetahmen Corner
Active Enterprises exposed (from |tsr's NES archive)
Active Enterprises (from Time Warp Zone)
Action52 History (from ConsoleDatabase.com)
今回の記事を書くにあたり、これらのWEBサイトを参考にしました。
つうか、Atari Gaming Headquartersさんのところは見るたびに自信を無くします。あの情報量には勝てる気しないですね。

(07/10/28) 本文一部追加&訂正 
“『Action 52』は元々レンタルストア向けの商品だった”との説明は誤りでした。大変失礼しました。


nice!(4)  コメント(5)  トラックバック(3) 

nice! 4

コメント 5

エムゼロ

チーターマンw
逸話も爆笑です!!

まとめページに沢山動画がありますよ!
http://cheetahmen.net/
by エムゼロ (2007-11-20 13:54) 

売り出す前は夢一杯だったんでしょうね。(笑)
by (2007-11-27 21:13) 

まーくん2121

ファーサイト・テクノロジーズのHPにNES版のACTION52の画像が混じってるような…
by まーくん2121 (2007-12-03 04:40) 

loderun

レス付けるの遅くなりましたが…

>>エムゼロさん
まとめページは知っていましたが、以前に見たときよりもずいぶん充実してますね(笑)

>>こーすけさん
nice!ありがとうございます。う~ん、「夢一杯」なのかなぁ?上にも書いた通り、あまりまともな会社じゃないんですよね。

>>まーくん2121さん
Genesis版Action52の紹介ページのことですよね?ちょっとそこまでは僕も判別できないのですが、海外サイトによればNES版Action52はアクティブ社のスタッフ(なんと一人!)の手で作られたそうです。
by loderun (2007-12-04 11:51) 

エホバが鳴けば

勝手に日本を出し抜いた罰ですね。
しかも、画質悪っ!!
アメ公最強のシナリオ、ありがとうございました。
by エホバが鳴けば (2007-12-07 13:33) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 3

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。